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コレクション 鉄道知識
Railsim2
Railsim2は、おかず氏が作成したWindows専用のフリー箱庭鉄道シミュレーションゲームです。
古い世代の3Dシミュレーション技術で開発されていますが、-k-buid氏によって、Railsim2 -k-buid、そして、Railsim2 -k-build Road to Nextを開発し、より現代的なソフトウェアとなっています。
ソフトウェアの操作
自由度が高いソフトウェアで、基本的には、レイアウト上に線路を敷設し、車両を編成し設置、そして走らせることができます。
ゲーム上で扱うオブジェクトはプラグインと言い、車両、駅舎、施設、環境など様々なプラグインがあり、また、有志の方がプラグインも公開しており、ご自身のレイアウトに組み込むことが可能です。
オープンソースのゲームなので、3DCGの知識とプラグイン構文の知識さえあれば、自分好みのプラグインも作成できます。
操作については、ダウンロード時の説明書(Read me)や有志の方が解説されているので、参考にするといいでしょう。
ソフトウェアの動作について
現在最新であるRoad to Next版(以下、RTN)は、Windows 64bit OS専用となっており、Windows 11でも問題なく起動できます。
オリジナルでは、アスペクト比が4:3で、フレームレート(秒間で切り替わる画像数、以下、コマ数)が最大30fpsに対し、16:9の最大60fpsとなっています。
多い遊び方としては、撮影地風のレイアウトを作成し、列車を配置してスクリーンショット等で写真を撮影してみたり、列車を走らせて眺めてみたり、車内視点機能を使用して前面展望をするなどさまざまです。
ただ、コンピューターの性能に大きく左右されるため、必ず最大コマ数で動作するとは限りません。
特に多数の列車を同時に動かすとコマ数がガクッと落ちます。
更新し続けているゲームではありますが、基本的には10年以上前の技術をベースに設計されているためです。
現代のゲームでは、CPUが複数のコアやスレッド(たとえるとコンピューターの頭脳)で演算などを行いますが、Railsim2は1つのコアの1スレッドのみで動作します。
言い換えるとたくさん作業ができる人がいるのに一人で限られた能力でソフトウェアの動作という作業をすることになります。
映像は実際にグラフィックカードが出しますが、描画指示はCPUが出しているそうです。さらに複数の列車も動かすとなれば…。コマ数が落ちるのも当然です。
なので、作りこんでなおかつ多くの列車を走らせ、そして、安定的にソフトウェアを稼働させる場合は、高性能なCPUを積んだコンピューターが要求されます。